「金融排除」
橋本卓典著(出版社: 幻冬舎) 「捨てられる銀行 」の著者による銀行本です。
「十分な担保・保証がある企業以外には貸し出しをしない」という 「金融排除」を金融機関が行うために、 企業が自身の価値の向上をできず、 金融機関自身もビジネスチャンスを逃している状況です。
そこで、森金融庁長官は各銀行に、 企業ごとの課題に応じた「課題解決型金融」を指示しました。 この本では「見捨てない金融」として、 既に行われている銀行の取組が紹介されていますが、 各金融機関が「目利き力」を活かして、 「課題解決型営業」に取り組んでほしいですね!
銀行法第1条「国民経済の健全な発展に資する」とあるように、 金融機関は融資や投資のみならず、 あらゆる角度から、日本、地域、人の幸せに 貢献できるものであるはずだと感じる1冊です。