儲かっているのにお金がないのはなぜ?
タイトルのように、「儲かっているのにお金がない・・」と思っている経営者の方は、実は少なくありません。平成26年度分の国税庁統計では、黒字法人が約87 万社で33.6%となっており、赤字法人は約172 万 社と全体の66.4%を占めています。北海道においては、毎年約1,000社が倒産している(帝国データバンク札幌支社調べ)そうです。 「黒字倒産」という言葉もあるように、業績の良し悪しに関わらず、例えば、大口取引先の倒産で売掛金が焦げ付いて、買掛金を支払えなくなってしまったり、会社にキャッシュが無いために手形の不渡りを出してしまったり、大災害のために資金繰りが急に悪化する場合もあるでしょう。問題は、資金繰りがショートしてしまうということです。 手元にお金が無いので、銀行に融資を申し込むことになると思いますが、貸してもらえず手元にお金が無くなると、損益計算書上、黒字だったとしても倒産となってしまいます。銀行が「融資をする」「しない」という基準は明確です。付き合いが長いからではありません。「格付け」です。 「貸すか?貸さないか?」「金利は?」「金額は?」