逆風の中で立ち上がった!電鉄会社の復活劇
「ことでん」の愛称で親しまれている四国の高松琴平電鉄は、
2001年に民事再生法の適用を申請しました(いわゆる倒産です)。 その翌年「新生ことでん」として再出発した頃の利用者の評判は 最悪ともいえるものでした。
そこで、「駅員の態度が悪い」、「駅が汚い」といった
利用者の苦情を拾い上げて地道に改善を続けた結果、
徐々に利用者の信頼を得て、 2006年に黒字回復を果たしたのです。 最近では、大正から昭和初期のレトロ電車による 月1回の特別運行が人気を集めています。
また、各地の鉄道の引退車両を譲り受けて再利用していることから、
高松琴平電鉄は「動く電車博物館」とも呼ばれています。 着実に復活の道をたどる高松琴平電鉄ですが、
利用者の声に耳を傾け改善を行うという実直な
姿勢が、その再起を支えてきたのではないでしょうか。


「後継者未定」の中小企業、127万社にのぼる
2018年の税制改正で、中小企業の事業承継に関する税制優遇を拡大するという話題も出ていますが、オーナー企業の7割で後継者不在、社長が65歳以上の企業においては過半数が後継者不在で(帝国データバンク調べ)、先月の日経新聞の一面にもあったように、後継者がみつからず、経常黒字にもかかわらず廃業せざるを得ない会社もあるほどの「大廃業時代」を迎えようとしています。 経産省の内部試算では黒字廃業を放置すると2025年までの累計で約650万人の雇用と、約22兆円の国内総生産(GDP)が失われる恐れがあるそうです。なんて経済損失!!(涙)後継者がいなければM&Aという方法もありますが、その場合の準備は整っていますでしょうか?! 事業承継は大きく分けると4つの問題があります。 1)自社株問題 2)財務問題 3)後継者問題 4)相続問題 いずれにしろ、大前提は、揉めない!困らない!これに尽きると思います。 最近耳にした話では、分けるべきではない株を、親心で子供達(兄弟姉妹)へ分けてしまい、その後会社を継いだ長男が、他の兄弟姉妹から社長の座を解任されてしまうこともあっ